HOME > 設立趣旨

日本海にぎわいとは

設立趣旨

日本海にぎわい・交流海道ネットワーク

北海道から九州まで、日本海側の各市町村などで構成された「日本海にぎわい・交流海道ネットワーク」。発足以来、数々のシンポジウムやイベントなどを開催し、「地域連携・交流」のための活動を展開しています。

設立趣旨

最近、新たな国土計画に向けた論議が様々なところで進められている中で、「国土軸」や「地域連携軸」といった課題が出てきています。

新しい時代においては、新たな国土軸・地域連携軸の形成と、地域の特性を活かした積極的な役割分担が必要となってくると思われ、日本海沿岸の地域においても、地域と地域でそれぞれのもつ多様な資源を活かしながら補完関係をつくり、「交流・連携」を進めることによって、新しい文化や価値を創造し、地域の発展を図ることが求められてきています。
いまこそ、大交流時代の中で、交流意識の高揚を図り、港湾を核とした地域振興方策を考え、環日本海時代の到来に向けて、日本海側地域の横の連携づくり、及び内陸、太平洋側との連携の核となる地域開発を進めていくべき時と考えます。

運輸省港湾局においては、第9次港湾整備5ヶ年計画において「大交流時代を支える港湾」を目指し、(1)国際競争力を有する物流ネットワークの形成、(2)信頼性の高い空間の創造、(3)活力とやさしさに満ちた地域づくりの推進を目標に掲げております。

この中で、地理的、歴史的、経済的、文化的に相互に関係のある日本海側沿岸の地域において、対岸諸国との交流をも踏まえた、港湾を活かした物流、観光及びレクリエーション等の総合的なネットワークである「日本海にぎわい・交流海道」を形成し、交流の拡大、地域の国際化、国土の均衡ある発展を支援することとしております。

そこで、北は北海道から南は九州までの日本海側の各地域の方々が一堂に会し、我が国日本海側で初めての、港湾を核とした「ゆるやかな連携」づくりを進める場として“サロン”的なものを設けることとします。この“サロン”が、「日本海にぎわい・交流海道ネットワーク」と称するものであります。

今後、この”サロン“により「地域連携が進み、交流が盛んになる」ための活動を展開していくこととします。

なお、「日本海にぎわい・交流海道ネットワーク」の会員は、本ネットワークの趣旨に賛同した日本海沿岸の港湾所在市町村、近隣および背後地域の市町村、道府県、港湾管理者などの団体で構成しております。

入会されたい団体などがございましたら事務局までご連絡をくださいますようお願いいたします。

1. 総会、シンポジウムなどの実施

平成7年11月の日本海にぎわい・交流海道ネットワーク会設立以来、日本海沿岸各地域で、「日本海にぎわい・交流海道」を推進するためのシンポジウムやフォーラムなどが行われています。

平成7年11月 新潟県新潟市
設立総会&日本海にぎわい・交流海道シンポジウム
第1回総会(新潟市)

第1回総会(新潟市)

協議会が組織されてはじめての総会では、年1回の総会とシンポジウムの開催やイベントの実施など、具体的な活動方針を決定。「日本海沿岸に住む人々が日本海の歴史や魅力、海を活かした地域づくりを考えるきっかけをつくりたい」との願いを込めて、協議会が行う第1弾のイベントは、幕末の復元帆船「咸臨丸」による日本海沿岸クルーズに決まりました。

続いて開催されたシンポジウムは一般参加者を交え500名を超える大盛況。「大交流時代における地域づくり」と題した特別講演では、「新・観光学」を専門とする国立民族学博物館助教授・石森秀三氏が「観光を通しての国づくり、地域づくり、人づくり、文化づくりの視点の大切さ」を熱く語ってくださいました。

平成9年2月 北海道小樽市
第2回総会&にぎわい海道研究会
第2回総会(小樽市)

第2回総会(小樽市)

第2回総会では、3万1500人もの参加者を集めて注目を浴びたイベント「咸臨丸・日本海クルーズ」の実施報告、交流構想策定の参考にするためのアンケート実施報告など、今後の具体的な交流推進プランの元となる報告が行われました。

続いて行われた研究会の幕開けは、金沢大学共同研究センター客員助教授・北原良彦氏の基調講演。「七尾港を核とした民間主導の地域おこしの事例」など、地域ならではの資源を活かした個性ある地域づくりと、垣根を越えた連携の大切さについて、示唆に富んだお話しがありました。

その後の意見交換会では、協議会を活用した地域間の情報受発進の強化についての提案がなされるなど、地域間交流の必要性とこれからの可能性について活発な意見が交わされました。

平成9年8月 鳥取県境港市
第3回総会&にぎわいフォーラム
第3回総会(境港市)

第3回総会(境港市)

会場となったのは、「山陰・夢みなと博覧会」開催中の境港市。環日本海時代の新たな夢とロマンが感じられる博覧会の高揚した雰囲気の中、総会では協議会の一層の活性化に向けて、活発な意見が交わされました。

続いて行われた「にぎわいフォーラム」では、畑中弘境港市史編さん室長による基調講演「境港地区周辺のタタラ製鉄と対岸交流の歴史」の後、「日本海における交流促進のモティベイション(動機)」をテーマに、自治体代表など8名のパネリストによるパネルディスカッションを開催。

日本海沿岸地域での交流の歴史と現在について、かつての朝鮮通信使の行列を再現した「対馬アリラン祭」によって市民レベルの日韓交流が深まった長崎県厳原町の事例などが紹介され、各自治体の取組みに会場を埋めた参加者も熱心に聞き入っていました。

平成10年8月 富山県新湊市
富山新港開港30周年記念事業共催第4回総会 &シンポジウム
第4回総会(新湊市)

第4回総会(新湊市)

第4回総会とシンポジウムは、多目的国際ターミナルの整備により、「環日本海交流の拠点」としてますます期待される富山新港の開港30周年記念事業との共催により開催されました。

シンポジウムでは、(財)港湾空港建設技術サービスセンター理事長の木本英明氏、元富山大学教授の永井眞隆氏、富山県土木部長の白井芳樹氏と、活動分野の異なる三名の方から、それぞれの専門的見地に立った「地域の文化と自然を活かした港づくり」について語っていただきました。

また、その後のパネルディスカッションでは、産・官・学の各方面からパネリストを招き、「日本海沿岸の港町文化づくりをどう進めるか」について、活発な議論が展開されました。

平成11年11月 新潟県新潟市
第5回総会&フォーラム
第5回総会(新潟市)

第5回総会(新潟市)

第5回総会では、協議会が発足して5年目の節目を迎えることから、「日本海にぎわい・交流海道事業」の推進や、広報活動の充実、環日本海地域の発展を目指す他団体との連携など、組織と活動内容についての見直しが提案、承認されました。

続いて行われたシンポジウムでは、新潟県酒造技術アドバイザーで、越後酋楽会技術顧問である廣井忠夫氏、(財)国際臨海開発研究センター調査役の三橋郁雄氏による講演が行われました。

2.イベント等の開催

咸臨丸による日本海沿岸クルーズと寄港地イベント

復元帆船「咸臨丸」により、日本海沿岸の16港を約1ヶ月間かけて寄港し、港内クルージングや寄港イベント、フラッグや特産品リレーを開催しました。咸臨丸乗船者約3万人をはじめ見学やイベント参加者等多数で大いに賑わいました。
平成8年8月2~31日:日本海沿岸十六港(天塩港,江差港,能代港,船川港,酒田港,両津港,柏崎港,直江津港,七尾港,宮津港,境港,浜田港,舞鶴港,伏木富山港,新潟港,石狩湾新港)に寄港。

また、平成9年には、運輸省航海訓練所と協力し、訓練船を活用した寄港イベントを、日本海沿岸の三港(酒田港,留萌港,伏木富山港)で開催しました。

平成9年4月24日:山形県酒田港
平成9年5月23日:北海道留萌港
平成9年6月27日:富山県伏木富山港

咸臨丸上でのバウスプリット登り(舞鶴港)

咸臨丸上での
バウスプリット登り
(舞鶴港)

咸臨丸上での展帆作業イベント(江差港)

咸臨丸上での
展帆作業イベント
(江差港)

酒田港の寄港地イベント

酒田港の寄港地イベント

留萌港の寄港地イベント

留萌港の寄港地イベント

伏木富山港(伏木地区)の寄港イベント

伏木富山港(伏木地区)
の寄港イベント

日本海沿岸クルーズ(直江津港)

日本海沿岸クルーズ
(直江津港)

3. 情報誌の発行

平成9年度から、日本海沿岸地域間の相互理解と迅速な情報伝達、実際の交流活動に役立てるため、「交流や連携に関する情報」や、「海や港湾を活かした交流活動の紹介」などを掲載した情報誌「にぎわい」を毎月1回発行しています。

「にぎわい通信」 の発行
にぎわい通信

制作・発信:「日本海にぎわい・交流海道ネットワーク」
事務局:国土交通省北陸地方整備局 港湾空港部 港湾物流企画室